UACのおはなし2007/02/26 20:12

RC1のころなど、軽くいじった印象では、ただ強調された警告画面を出すだけの設定かと思ってたんですけども、どうも内部的にはいろんなことをやってるようで>UAC有効時。

なかでもこういった以前のプログラム導入時に問題になりそうなのが、特権の実行とファイルシステムとレジストリの仮想化のあたり。特権の実行は、いちいちデスクトップが暗くなって警告画面が出てくるので、わかりやすいとこですが、仮想化の部分は知らないとかなり「???」なことになるんじゃないかと。

↑いろんな事例がありますが、ユーザープロファイルごとにレジストリやProgramFilesの変更箇所をもたせ、ある程度の自由をユーザーごとに与えて互換性を維持している感じかと。現に先日のVistaFaceをインストールしてみたところ、ProgramFilesのサイドバーのとこに入らずに、ユーザープロファイル下にインストールされたんですよね。つまりこういった動作をさせる為には、UACが有効でないと駄目らしく、下手に無効にすると、あちこちのフォルダにアクセスできなくなり(以前に書いたAdobeReader8のインストールのように)、逆に古いアプリなどが使えなくなることもありそうです。

ここらへんは実際にやってみないとわからないとこが多く、例えばPSUは(おそらくnProtectの関係で)公式ページにあるようにProgramFilesの外にインストールするよう指示がありますし、逆にFF(というかPOL)はProgramFilesの外に置くと、うまく動かない状態です。そしてMSIインストーラでは、UAC無効にしなきゃ動かないものもあるしで。

しかしこのあたりの動作の話、Web記事(PC WatchとかITmediaとかMYCOMとか)なんかで見て回っても、最初に自分が感じてたように「ただの管理者権限実行のダイアログの有無」モードとしか書いてないものが多い…ここらへんの動作を詳しく解説した記事ってのは、もうちょいしないと出てこないかな?どっちかというとMSDN関係とか、プログラム書いている方のブログには、ここらへんを書いてある感じなんですが。

使ってみた感じからですけども、PCに詳しいとかにかかわらず、UACは普段はオンにし、なにかしらソフトの導入時などトラブルシューティングに、一時的にオフにする使い方がいい気がします。使って思ったんですが、普段使いじゃUACによる警告って、わりと出ないんですよね。

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