想定読者2005/12/29 08:51

最近、強く思うのですが、自分がこういった以前はWeb日記、今はblog形式で書いてるこんな文って、自分あてに書いてるんかなっと。つまり読んでもらう相手に、自分を想定して書いているというか。

そんな感じだから、自分の考えと違う意見や反応があったときに、心構えがなく面食らようなことが多く、そしてそれが怖いから、目立たないようにトラックバックも打たないで、無難なことしか書いてない気も(まぁ、トラックバックに関しては、このアサブロの機能が不十分ってのもありますが)。

こうしてみると、まさにメモ書きというか、チラシのウラという表現が、言いえて妙な気がします。これほどうまく、このブログを形容した言葉もないだろうなぁ。

自分が相手ならば、そりゃ裏切られることも少ない。じゃあ、なんでそんなチラシのウラを他人に見られるようなWebに出すか?って話だけども、これはおそらく、二つの期待があるからなのではないかと。ひとつは自分の想定した反応が来ることへの期待。そしてもうひとつは、自分と違った反応がくることへの怖いもの見たさ。大半は前者でしょうけども、内心、どこかで後者も期待してるようなところがあるような気もします。

絵にしても文にしても、表に、他人に出さなきゃ当たり前ですけども、他からの反応ってものはありえないわけで、ココロのどこかでは、そういうコミュニケーションを期待しているから、こうして出してる。でも、そうは言っても、辛い・めんどくさいことは嫌だ、自分にとって都合のいい・気持ちのいい肯定的なものしか見たくない、そんな勝手な心境が、どこかしらあるのかなぁっと。だから積極的に動かない。そんな状態。

そうした場合の作品や文を、見せるつもりの相手=想定した読者が、自分自身になっている、そんな気がします。


それだけに、自分相手にした場合の話題のスパイラルは、恐ろしいものがあるかもしれません。沈んでいる時は、とことん行き着くとこまで落ちる可能性があるし、また変にハイになれば、なにも考えないでイケイケになることもあるだろうし。個人サイトは、どんな場合でも一歩引いて、全体を見直す作業がないと、自分自身が想定した読者だけに(脳内の自分が見るだけに)支配されてしまう気がしないでもなく。

人に見せるつもりのものであれば、という話で。

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