自作は本当に安いのか2007/09/09 22:17

駄文にゅうすより

その点、自作パソコンはアップグレードがしやすく、パーツの流用範囲も広い。つまり、長期的にみると、はるかに経済的ということになる。

↑長期的といっても、最近はケースの構造やら電源容量やらの要求がシビアになったりもするんで、今回の自分のように結局いろいろやってみたら総とっかえになるってことも少なくないと思うんだけどなぁ。

それとこの手の記事でありがちなんですが、部品調達と組立の手間=自分自身が動くというコストを計算にいれてないんですよね。つまり自分は無賃の労力としている。でも好きでもない自作を、ただ表面的な金銭的に安く上げるためだけに行うってのは、ちょっと考え直したほうがいいと思う。

まず交通費。地元でPCパーツをそろえられる環境って人は、そんなに多くないかと。車なり電車なりで買出しに行きますが、車でいけばガス代に駐車場代、電車でいけば電車賃がかかる。そして時間的コスト。先にあげた往復の移動時間や、パーツを選定して買う時間、そして持ち帰って開梱し組み立て、OSを入れる時間。この時間を他のこと、たとえばアルバイトでもできる時間として、自給いくらかで考えてみれば、そのお金をかけたともいえなくもない。つまりそのかけた時間を他に使ったら?というifがあるわけで。んでもって組み立ててOS入れてそれで安定して動けばいいですけども、まったく動かなかったり、不安定だったりするとトラブルシューティングし、場合によっては修理や初期不良交換してもらうために、また販売店に行かなきゃいけなくなる…と、ここまでの手間をかける覚悟ないなら、そこらのネット通販でBTOしたほうがいいかと思います。まず動くマシンが届くわけですし、不具合おきてもサポートは普通ついてますんで。

まぁ、前にも書いたと思いますが、自作するなんて好き(趣味)でやる、または勉強がてらやる以外は、はっきり言えば時間の無駄以外なにものでもないかと。つまり手段が目的化してるとかでないと、リスクのほうが大きいんですよね。利点というか得るものより。

逆いえばトラブルシューティングや、PCの構成などを勉強するにはいい教材だと思いますが…たとえばPC関係のサポートの仕事をやるなら、一回はやってみても損はないと思います。無事に出来上がりすぎると、あまり経験値になりませんけど(’’。